本文へ移動

ブログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

第14回 建築視察会11月21日

2020-11-30

第14回 建築視察会

 

晴天に恵まれた日。汐留のパナソニック美術館でおこなわれている、分離派建築会100年展に行ってきました。

 

解説によると、明治に作られた様式建築から分離して、自由な思想を建築に反映させようとした運動です。

大正時代なので、昭和のモダニズムとは少し異なり、ドイツ表現主義の影響を受けています。

流線型(楕円)の窓の形状は、ドイツ表現主義の影響が色濃くでている表現の一つだと言われいます。

それにしても、昔の若者は凄いです。

石本喜久治は石本設計の創設者ですが、大したものです。改めてそう思いました。

堀口捨巳、山田守、等、(今の)東大生とはいえ、二十歳前後の学生が描いたとはおもえない、独創的なデザインと図面の完成度! 

描き世代の私に喝を入れてくれる図面でした。

写真撮影は禁止だったので、本から抜粋を投稿します。

あくまでも私の個人の感想ですが、CADの図面になってから図面を見るのが退屈になりました。

ただの記号化された図面には何も感動も感じられません。

生産性、スピード、を追求した結果、個性が失われ、想像力も同時に消えていった、そんな気がします。

手描きの図面には、迫力があり、癖があり、勢いがあり、時間が感じられます。

特にインキングの図面には魂というか覚悟が私には感じられます。

20代の頃の私もそうでしたから、多少はわかります。

図面そのものが、作品として飾られてもいいくらい、絵画のような価値感を感じます。

 

https://bunriha.com/

第13回 建築視察会11月7日

2020-11-24

第13回建築視察会

 

江之浦測候所

 

一日かけての長距離の旅でした。全く知識無しでの見学でした。

先輩から誘われて、行きました。

先輩は一日早くGOTOトラベルで、箱根を旅行しており、翌日、見学するから一緒にどうだ?という流れでした。

最初、測候所というので、意味が分かりませんでした。何しにいくのだろうか?

ネットでしらべたら美術館だとわかりました。

当日の朝方は気候に恵まれ、現地に着いた時は、良い気候の視察会の筈だったのですが、見学1時間後くらいの途中、急に、にわか雨に打たれ、バスに戻り、閉会となりました。

もう全部見終わったときだったので、いい感じのタイミングで、終わった視察会でした。

ただ、当日昼食がとれず、根府川駅前にコンビニやお店が全く無く、腹ペコで、私にとっては早朝から夕方まで、何も食べれないという非常事態でした。

とにかく早くお店を探して…、せっかくなので刺身を、隣駅早川まで移動し、美味しいお魚を食し、満足でした。

 

構想10年建設10年の杉本博司氏の作品は、とにかく感動です。

AXISギャラリー見てください。

 

https://www.axismag.jp/posts/2017/10/83087.html

第8回 建築視察会8月1日

2020-08-05

第8回建築視察
 
コロナ禍の中 、猛暑の中、はるばる遠出して、広島まで行ってきました。日帰り弾丸ツアーです。
 
ガラガラの新幹線、社内には我々3人しかいません。安心といえば安心です。
 
目的は、広島原爆資料館です
最近、改修して、免震構造になり、展示方法も変わったのです。
毎年8月になると、終戦(敗戦)に関するテレビ番組が増えます。
来週になると、混むとおもったので、混む前に、密になる前に見学しようと思いつきました。
これは丹下さんの初期の建築です。終戦5年後で、まだアメリカの占領下の時代の建築です。
丹下健三さんは戦争で家族を失い、特に広島には特別な感情もあった若いころの仕事なので、デザインにも若さ、勢いが感じられます。
原爆ドームと記念碑と資料館が一直線に並び、気持ちいいくらいの軸線が通っていて、戦争には負けたが、気持ちは戦っているのが伝わってきます。
戦後 モダニズムがここからスタートしたんだという気概が伝わってきます。
 
10年前に行ったときは展示の解説が吉永小百合さんの声で、あまりの悲惨さに涙したものです。
いま、コロナのせいで、ヘッドホーンの使用が出来なく、解説がありません。残念です。
涙が出てきません。あれからオバマさんが来てくれたし、変わっていいはずの世界も何も変わっていません。むしろ危険が増している現実です。
「同じ過ちはくりかえしません」この主語のない記念碑の言葉を信じるしかありません。
最後に世界平和祈念聖堂に祈りをあげて、今回の視察会は終了です。

第7回 建築視察会7月18日

2020-07-18

第7回 建築視察会7月18日(雨時々晴れ)
 
完成現場を視察し、東京都現代美術館を見学し、
その後、上野精養軒でランチをすませ、いざ上野公園へ。

上野の西洋美術館から博物館(法隆寺鳳凰伝)を見学し、
コルビジュや谷口先生のデザインからパワーを頂き、
来週への活力を得ました。

コロナ禍の中、マスク着用、ソーシャルデスタンスをしっかりと保ち、見学しました。

こんなに人気の少ない上野公園は初めてでした。一生忘れられない光景になることを祈ります。

篠崎駅前 ビル完成

2020-06-30

篠崎駅前ビル完成
 
京葉道路からよく見えます。
 
ユリカコーポレーション様の建物になります。
お客様とは3棟目のお付き合いになります。
すべて施工会社は違いましたが、やはり施工会社によって、建物は全く違うのものになります。
お客様とのかかわり方、をはじめ、建物とのかかわり方も、違います。
 
最初の新小岩からのお付き合いになるのですが、最初の会社は今はもうありません。
残念ですが、やはり、「コストが安い会社」には頼めません。
建物は長期にわたって使い続けるものですので、
修繕はじめ、改修など、突発的な事象が発生した際、非常に困ります。2棟目は旭建設様、
今回施工はセイワコーポレーションです。
設計施工の会社ですので、
今回依頼されたのは、デザイン監修のお仕事だけにしました。
元後輩から、頼まれて、仕方なく、請けました。
このダミエ柄のデザインンなどはすべて今までと同じです。前の現場のタイルと同じです。
2棟目は、ご自宅の建物だったので、変更に変更を重ね、苦労した記憶がありますが、ようやってお客様の好みが、わかるようになります。
設計のスタートをした際、最初から満足のいく設計などとてもできません。
そして着工が最初に決まっている。時間との勝負になるわけです。
男女関係で例えるならば、出会ってすぐに結婚するようなものです。
上手くいくとは限りません
そこで、昔の人は考えました。
仲人という役割を作って、
お互いを良く知っている人が間に入って、事を進める。
今回、私は仲人です。
TOPへ戻る