ご挨拶
令和六年12月27日 年末のご挨拶
大変だった、そして、楽しかった1年が終わろうとしています。
まさかの元旦に発生した能登の地震を思うと、暗い1年の始まりでした。
そんな中でも前を向いて進まなければいけない当社にとって、今年のエポックメイキングは、何といっても船橋市に新しい新曽我建築設計事務所を構えられたことです。
第2に、元スターツで一緒だったメンバーも増えて、設計スタッフに関しては、かなり充実した、バランスのとれた、補強された設計集団体制が整ったことです。
そして営業スタッフ人員も増員したおかげで、設計受注も順調に増えて、良い方向に推移しています。
もちろん業績は右肩あがり、事務所内はユニークで、数年前とは全く違う明るい社風、雰囲気になり、毎朝の朝礼が愉快で楽しいものになりました。
社員同士がギスギスしていた数年前の環境が今では信じられません。
そもそも設計事務所というのは、創造する人達の集団なので、偏った性格が多いのは仕方のないもの。いろんな考えの人達がぶつかり合って、いい建築ができるのも事実です。
だから設計事務所の運営は難しいのです。大手組織設計事務所と違って喧嘩した時に人事異動などできません。イヤでも毎日顔を合わせないといけない。
小さいながらでも上手く人間関係をまとめるには、お互いが互いを認めつつ、信じあい、23歳から65歳まで(構造顧問は75歳)の幅広い年齢層の人達が、弱点を補い合う関係構築造りが出来る人達が集まらないと出来ません。そういう環境を積極的に構築していくしかありません。
自分の弱さを知っている人こそ強い人間です。最初に戻りますが、能登の被災者から学びます。被災しても負けずに明るく生きているその姿に心を打たれます。
ベテランの人は老いから限界を知ります。そして若さのすばらしさも知っています。そして技術を伝えていくことで生きがいや存在意義を感じるものです。
若いスタッフが急成長していく様を見て感じます。
今年、独立開業17年になりますが、最高の瞬間のように思えます。
がしかし、こういう時こそ、慎重にならないといけないと思う自分がいます。
{勝って兜の尾を締める} に近いイメージです。
来年は建築業界に吹く風はきびしいはずです。実際もう感じています。
金利もあがるし、トランプ大統領の影響での関税が上がれば、さらに建築資材の高騰につながるし、人件費もあがるし、そこに労基もきびしくなり、休みは増えるし、
工期も伸びるし、で不安要素ばかりです。
そういいながらでも成長していかいといけません。
一つ一つのプロジェクトも大きくなってきました。小さなミスが起こるとドミノ現象で、ガタガタと崩れる可能性もあります。
ミスが起きないように、今まで以上に慎重にならないといけません。
尊敬するS大先輩が先日、言っていましいた。
「わからないことには口を挟まず、よく知っている部下に任せる」
もう一度、17年前の、独立開業した時のように、小さな自分、常にどこか自分の中にあるマイナスを背負っていることを忘れずに、謙虚に、新しい年を迎えたいと思います。
常々このお仕事、とりわけデザインという職種は今や、貴重で希少であり一生をかけるに値する仕事であると強く感じられるようになりました。
「大企業が衰退するときによくある、バカがバカを選びそのバカがまたバカを使う。バカの三乗理論」というそうですが、大先輩Sさんが言っていたことを肝に命じて、
社員を大切にし、信じ切るくらいの気持ちで、事に当たり、結果責任は、自分が背負う。
―皆様今年1年ありがとうございましたー
令和五年12月28日 - 今年を振り返り -
令和三年12月
平成30年4月
このたび、ホームページを新しくさせていただきました。
平成30年(独立開業10周年)を迎えて独立開業して、ちょうど、まる10年がたちました。
本当にあっという間の出来事でした。
先月、いきなり当社のHPがダウンしてしまいました。
ちょうど、海外の大使館の設計のお仕事に関わった頃と重なったので、これが世間でよく言われる敵対する
勢力からのサイバー攻撃っていうのもなのか?
疑心暗鬼になったものでした。
ようやく、リコーさんのおかげで、この度、HPを再生、復活することができました。
そして、10周年になる記念事業として(株)曽我建築設計事務所の本社建設を考えました。
この場所に事務所を構えて、7年がたちました。
今の場所が目立つと言うせいもあってか、多くのお客様からも場所、
存在を認知されるようになって来たし、この場から遠くへ離れるのも寂しいと思いました。
そんな時、偶然にも、お客様でもあるレオコーポレーション様からのご紹介で、運よく、隣地のナビパーク
(コインパーキング)の用地を入手することができました。
これも天の配剤なのか?何かのご縁というものでしょう。
まさか、真隣りの土地を入手することができるなんて!
ラッキーでした。
と言うことで、今、本社建設工事の真っ最中です。
秋には引越しする予定であります。
平成28年1月
平成28年1月1日の 安倍内閣総理大臣 平成28年 年頭所感では
石の上にも3年 築城3年落城1日 という比喩を使いながら説明されていました。
今までの努力はそのまま引き続けて、しかし天狗にならず、初心に戻って丁寧に、慎重に。その精神を大切に、
今年一年設計活動していきます。
新年の豊富で、何か、特別に新しい目標があるわけではないですが、チャレンジ精神だけは失わずに、
気持ちの若さだけは保ちながら、活動していきたいと思います。
今年は、年頭からワシントンホテルのプロジェクトが始まり、
その設計環境を中心に体制を整えて行くことになります。
おかげ様で、幸先の良いスタートを切ることができました。
http://www.shinshowa.co.jp/company/press/2016-01-28/2016-01-28.html
昨年は設計事務所開設7周年記念を迎えることが出来たし、また明るく愉快なスタッフにも恵まれ充実した
設計環境が整ってきました。
ますます新たなチャレンジに邁進出来る気がいたします。
そして、今まで通り、共同住宅、個人住宅も、絶対に手を抜かず、丁寧に、昨年同様、引き続き、楽しみながら
設計をしていきたいと考えています。
昨年は人を育てることの難しさ、また育てた後に更に高みを極めさせるためにスタッフとどう向き合うか?
その難しさを実感しました、この業界の特徴でもある独立思考の強い人材ほど実力がのびる傾向、現実があります。それは独立目標を前に必死に学ぼうとするからでしょう。
やはりどんなに学歴が高かろうと、必死になれる人間(凡人)には叶わないということです。
いかに必死になれる設計環境を用意できるか? が私の仕事になります。
仕事というのは任されないと必死にはなれないものです。
任せるというのはこちらにも勇気がいるものです。
私の個人名で活動している事務所ですので、クライアントは私にお仕事を依頼されているわけですし、スタッフに
ではありません。
任せて失敗することもあるかもしれませんが、そうならないように常に隅々まで目を見張っていないといけません。今こうして、幸せを噛み締めながら、大好きな設計という仕事を通して社会と関れている事に感謝です。
また歳を重ねる度に強く感じる事ですが、凡人いや奇人だった私を設計事務所の代表になるまでに
育ててくださった諸先輩の方々、お客様、友人、そして家族に感謝です。
その感謝の想いを今度は私がお返しする番だと感じます。
平成27年6月
あっという間に独立開業7周年がたちました
経営の安定期に入ったと言っていいものか?知りませんが、着実に素晴らしいお客様に恵まれて、毎日設計業に邁進することが出来、忙しい日々を過ごさせて頂いております。
この度設計の人員も増やして、新たな事務所つくりに挑戦することにしました。
熟練者スタッフの退社に合わせ、若い人員(といっても30代40代)を採用し、明るく、活力ある、パワーみなぎる事務所の雰囲気に変えられるようにしていきたい。
経験より大切なものがある事に気がつきました。
馴れ、慣れ、は怖いものです。
熟練の経験者に任せていたので、仕事上は安心だったのですが、その分、年配スタッフ特有の、けだるい空気感に事務所全体が支配されてしまい活気を失う結果になりました。
そうさせないのが私の役割の筈でしたが、気づくのが遅すぎました。
まず、気心しれた昔の仲間に声を掛け、来てもらうことにしました。
いろいろな人に相談した結果、皆さん口をそろえて、「事務所の雰囲気が暗い」と指摘され、なぜか?それが解らなかった自分が情けない。
その反省を含め、女性スタッフの採用も含め、心機一転、人心一新、新しい事務所つくりに挑みます。
一気にスタッフが5人になり私を含め計6人体制の事務所になります。
けっこう大所帯になりますので、その分、責任が重くなりますが、前を向いて進むしかありません。
今まで通り、ひとつひとつ、丁寧に、慎重に、まごころをこめて、一品生産の物つくりの姿勢を忘れずに。
平成24年12月
今年は、年頭からうれしいニュースがありました、昨年完成したLABI新宿西口館が、日鉄住金鋼板株式会社
昨年来の311の自粛ムードも多少薄らぎはじめたのか、各施工会社にも受注の勢いが増してきて、
いろんな建物の設計を経験できるというのは、きっと将来、大きな財産になるに違いありません。
来年はまた、新卒者を一人、入れて、手塩にかけて育てていこうと考えています。
また、今年は仕事を通じ、ガッツ石松さんと一緒にお酒を飲む機会も増えたこともあり( http://sogatoru.exblog.jp/16725447/ )、元世界チャンピオンから、いろいろ教わることが出来ました。
それが今、自分に期待されている事だし、それに答える社会的義務がある筈。
いろいろ、守備範囲が広くなったので、最初頭の中が混乱するかと思いきや、意外にそうでもないものです。
そして今年は、ふるいお客様との再会も、嬉しい出来事でした。
そして当時の、私のお客様への姿勢は正しかったのだと証明することができました。
常に弱者側に立ち、専門知識のないお客様に自分の目線を向ける。(そのせいで業務過失報告書を書きましたが)
それだけは今も昔も、変わりません。
見て見ぬふりや、特にいじめ問題が横行した今年ですが、大勢の意見に流されない孤高の精神教育が今、
昨年の事件がさらに自分を強くしてくたことは言うまでないですが、( http://sogatoru.exblog.jp/15186558/ )
「利休百首の第1首」 これこそが自分を大きく成長させてくれる師匠であり、答はまさに自分自身の内にあると言うことでしょうか
『その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ』
平成22年3月2日
「怒れば肝を害す、恐れは心を害す、考えは胃を害す、悩めば肺を害す。」これらを調節するには「心を空にする」しかない。という故事をある会長様より教えられました。
とにかく健康な体と心に勝るものはないという事かもしれません。
新年の年賀状に、新年の豊富は、「今年は挽回の年にする」と書きました。
理不尽な形で、失った物や取られた分を奪い返す、取り返す。そんな、逆襲の年にしようと!
もちろん、昨年のお年賀に書いた「打って反省、打たれて感謝」の精神も忘れません。
特に西新宿の設計は私に、多くの苦難を与えてくれましたが、そのあとには必ず大きな発展があると信じ、
平成22年3月2日(大安)
平成21年6月20日
あれから、早いもので、あっという間に一年半が経ちました。
独立した時は、景気も良かったのですが、昨年8月に突如リーマンショックに代表される、いわゆる
ありがとうございました。
「皆さんと、共に、智に、友に、成長していきたい」
これを今期の当設計事務所のスローガンにしていこうと思います。
先月、これも私の初体験でしたが、事務所が火災に遭い、大勢の方からお見舞いを頂きました。
重ねて心より感謝申し上げます。 災難に合って改めて解りました。
火災では、幸いにも貴重なデータだけは運よく助け出す事が出来ましたが、大切な思い出の
品々をすべて失いました。
スターツ村石会長から書いていただいた「夢現」。
を一生忘れる事なく、この100年に一度の不景気を乗り越え、明るい未来に、明るい社会に、
微力ながら、貢献していきたいと思います。
平成21年6月20日 曽我透
会社設立のご挨拶
昔からの私の夢です。
以前から独立願望が強く、建築設計を志した20歳の頃からの夢でした。
40歳を迎えるときに、残された時間とこのままでいいのか?
会社という大きな傘の下から出されるわけですから、当然、雨にも打たれるでしょう。
しかし、ひょっとすると今まで見たこともないような青空が見えるのではないか?
今までスターツで培ってきた、20年の経験と実績、スターツデザインの看板を傷つけない
ように、これからの設計活動に活かしていきたいと思います。
これからは、すべてが自分の責任です。営業し、デザインし、作品を残し、スタッフを育
て・・・・・・建築を通し、お客様に大きな感動と喜びと幸せを与え、社会に貢献したい。
これからは今まで以上に精力的に活動していくつもりです。
かなり好き勝手にデザインをさせていただいていた良い条件の会社を辞めるわけで、
ご心配してくださる有難い友人がいるのですが、私もスターツでは、
御陰さまで仕事の処理能力は人一倍、同時にたくさんの案件を進められる能力が身につきました。
私がやっていけないようではきっと誰も成功しないでしょう。(笑)
これからは 設計施工の会社 ではなく違うスタンスで設計活動をしていきます。
本当の意味で、もっともっとお客様にちかい存在で、設計活動をし、お客様の右腕となり、
お客様の利益を守り、競争の原理をフルに活用し、低価格で高品質な建物に近づけていく
設計手法に徹底します。