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2025年1月6日 仕事始め
12月27日 年末のご挨拶

大変だった、そして、楽しかった1年が終わろうとしています
まさかの元旦に発生した能登の地震を思うと、暗い1年の始まりでした。
そんな中でも前を向いて進まなければいけない当社にとっては
今年のエポックメイキングは、何といっても船橋市に新しい新曽我建築設計事務所を構えられたことです。
第2に、元スターツで一緒だったメンバーも増えて、設計スタッフに関しては、かなり充実した、バランスのとれた、補強された設計集団体制が整ったことです。
そして営業スタッフ人員も増員したおかげで、設計受注も順調に増えて、良い方向に推移しています
もちろん業績は右肩あがり、事務所内はユニークで、数年前とは全く違う明るい社風、雰囲気になり、毎朝の朝礼が愉快で楽しいものになりました。
社員同士がギスギスしていた数年前の環境が今では信じられません。
そもそも設計事務所というのは、創造する人達の集団なので、偏った性格が多いのは仕方のないもの。いろんな考えの人達がぶつかり合って、いい建築ができるのも事実です。
だから設計事務所の運営は難しいのです。大手組織設計事務所と違って喧嘩した時に人事異動などできません。イヤでも毎日顔を合わせないといけない。
小さいながらでも上手く人間関係をまとめるには、お互いが互いを認めつつ、信じあい、23歳から65歳まで(構造顧問は75歳)の幅広い年齢層の人達が、弱点を補い合う関係構築造りが出来る人達が集まらないと出来ません。そういう環境を積極的に構築していくしかありません。
自分の弱さを知っている人こそ強い人間です。最初に戻りますが、能登の被災者から学びます。被災しても負けずに明るく生きているその姿に心を打たれます。
ベテランの人は老いから限界を知ります。そして若さのすばらしさも知っています。そして技術を伝えていくことで生きがいや存在意義を感じるものです。
若いスタッフが急成長していく様を見て感じます。
今、過去、最高の瞬間のように思えます。
がしかし、こういう時こそ、慎重にならないといけないと思う自分がいます。
{勝って兜の尾を締める} に近いイメージです。
来年は建築業界に吹く風はきびしいはずです。実際もう感じています。
金利もあがるし、トランプ大統領の影響での関税が上がれば、さらに建築資材の高騰につながるし、人件費もあがるし、そこに労基もきびしくなり、休みは増えるし、
工期も伸びるし、で不安要素ばかりです。
そういいながらでも成長していかいといけません。
一つ一つのプロジェクトも大きくなってきました。小さなミスが起こるとドミノ現象で、ガタガタと崩れる可能性もあります。
ミスが起きないように、今まで以上に慎重にならないといけません。
尊敬するS大先輩が先日、言っていましいた。
「わからないことには口を挟まず、よく知っている部下に任せる」
もう一度、17年前の、独立開業した時のように、小さな自分、常にどこか自分の中にあるマイナスを
背負っていることを忘れずに、謙虚に、新しい年を迎えたいと思います。
常々このお仕事、とりわけデザインという職種は今や、貴重で希少であり一生をかけるに値する仕事であると強く感じられるようになりました。
「大企業が衰退するときによくある、バカがバカを選びそのバカがまたバカを使う。バカの三乗理論」というそうですが、大先輩Sさんが言っていたことを肝に命じて、
社員を大切にし、信じ切るくらいの気持ちで、事に当たり、結果責任は、自分が背負う。
―皆様今年1年ありがとうございましたー