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3月18日 第55回建築視察会

2023-03-20
3月18日 第55回建築視察会

熱海 ブルーノタウト設計・渡辺仁設計 旧日向邸見学

コロナ禍の中での改修工事が終了し、本日ようやく見学できました。
自分にとって、すでに4回目となる旧日向邸見学でしたが、今回初めて渡辺仁設計の木造の上屋を拝見できました。
87年前の建物とは思えない斬新なアイデアが盛り込まれていました。
そして、ため息が出るようなデイテールには感服させられます。
建築化照明や床暖房として、床下に温泉のパイプが仕組まれていて温風が出てくる。今の床暖房と考えは同じです。
ひとつひとつのディテールに丁寧に魂が込められていて、それが伝わってきます。
いったいどれだけの時間をかけたのか、気が遠くなる設計期間を感じます。

思考には熟成させる時間が必要です。
今の仕事はとにかく時間がありません。
設計契約すると3カ月後には着工するような切迫した案件ばかりで、まるでデザインがないがしろにされるようで、途方に暮れる毎日です。
この旧日向邸のように現場で職人と一緒に作り上げていくというのが、本来の設計の姿だと真剣に思います。

何回見に来ても、その都度新たな発見があります。
竹の節をうまくピッタリとくっつけて張り合わせている壁には感動します。
イカ釣り漁船を思わせるぶら下がった波打つような電球照明。
タウトらしい 色使い 赤に黒にブルーに。
建築には色が必要だと主張していたタウトならではのデザイン。
階段であって、ベンチでもある段板。踏み幅がひろくて座りやすい。
ここに座って遠くの海を眺めていたのでしょう。
ガイドの方がしきりに「ラインが揃っているので、よく見てください」と言っておられましたが、
私(設計者)からすると当たり前のことが、きっとそう感じられていなかったのでしょう。
言われてみれば?そういうのが随所にあるのがこの建築です。

チバニアンのガイダンス施設

2023-02-18
チバニアンのガイダンス施設が3年後に完成します。
養老渓谷の一部で、観光名所になってる、チバニアンのガイダンス施設の説明会があると聞いて参加しました。
 
今はプレファブ小屋で、スタッフの方から、何度も聞いて教わった地磁気逆転地層の貴重な有難いお話なのですが、今でもよく理解できません。
地磁気逆転があったのは77万年前とのこと。
46億年前に誕生した地球誕生を1歳とすると今99歳くらいの時に地磁気逆転があったのだそうです。
地球がすぐ死ぬという意味ではありません。寿命はよく知りませんが99歳の時に今回の偉業と言える地磁気逆転発見があったという意味です。
設計は隈研吾さんです。
よって完成した暁には名建築の宿命でもある建築学生による見学、展示内容は難しくて理解できないが、建物がいいか悪いか?くらいならば誰にでも理解しやすい。
3年後の完成を目指してこれから設計が開始します。
私の愛してやまない、自分の知っている養老渓谷の環境が壊されないことを祈願するしかない。

さて話は変わりますが、
私の父が亡くなり、ちょうど1年が経ちます。
コロナ禍での最後はとても、無念なものです。 
気持ちの整理がつかないうちに亡くなっていきます。
父の最後(デスマスク)はカッと天井を睨むような死に顔で、おそらく一生、私の目に焼き付いて離れません。
施設にいる時から、病院にいた時も、面会に制限がかけられ、亡くなってから、ようやくじっくり会えるという異常な状態です。
おそらく、数年後、あの時(2022年)は、どうかしてた!と必ず、後悔する日がやってくるに違いない。
父と最後に旅に行ったのが養老渓谷です。2020年の秋のこと。
だから、この1年間ずっと、2回/月くらいのペースで、養老渓谷に通いました。
それが供養のような気がしていました。
父、そして、その二ヶ月後に後を追うように亡くなっていった母への、後悔の念を鎮めるかのように、かつて一緒に旅行に行って見た風景を見ながら、亡くなった両親と心の中で会話をしている。
滝の音、川のせせらぎ、野鳥の鳴き声、カエルの鳴き声、蝉の声、木の葉擦れ音、そのすべてが両親との最後の記憶です。
あまり暗い気持ちを引きずってはいられないし、前を向いて進まないといけないのはわかっている。
早く忘却の彼方へ追いやって、良き思い出のみを自分の記憶にとどめて、自分の残された時間を大切にしないと。
そんな時に、養老渓谷の一部、名所、チバニアンのガイダンス施設の説明会があると聞いて参加しました。
先日見学したクリックフィールドの地中図書館同様、ジオルーフ構造です。
外壁はガラスで、屋根は緩いスロープによる緑化。
地層をイメージするようなデザイン。
隈さんは、屏風ケ浦(銚子)をイメージしたとのこと。
3年後、自分も元気ならばこの目でしっかりと受け止めておきたい。
自然と共生出きる建築が本当に実現できるのか?
永遠のテーマでしょう。

ここ半年間の建物探訪の報告

2023-02-18
第47回
2022/8/6 建物探訪
(仮称) 目黒区中央町2丁目計画 敷地見学
新建築8月号集合住宅特集掲載クルミビル 見学
ビラビアンカ見学 坂倉順三設計 
TRATTORIA RIDE 昼食
千代田区神田和泉町計画 敷地見学
台東区寿3丁目計画 敷地見学

第48回
8/20 建物探訪
(仮称)足立区千住宮元町計画 敷地見学
(仮称)荒川区西日暮里1丁目計画 敷地見学
(仮称)江東区扇橋1丁目計画 敷地見学 
つきぢ神楽寿司 昼食
靖国神社

第49回
9/3建物探訪
(仮称)湊町3丁目計画 敷地見学
(仮称)南千住1丁目 敷地見学
(仮称)板橋区宮本町 敷地見学
  南長崎プロジェクト
(仮称)渋谷区笹塚4丁目 敷地見学
新宿 桂花ラーメン 昼食
コロナワクチン接種のため早退

第50回
10/15建物探訪
(仮称)葛飾区金町3丁目計画 敷地見学
(仮称)足立区柳原2丁目計画 敷地見学
(仮称)板橋区高島平7丁目計画 敷地見学 
鉄板焼きSublime 昼食
(仮称)有限会社さくら様マンション新築工事 敷地見学
ヴィラ・クゥクゥ

第51回
11/5 建物探訪
(仮称)新宿区早稲田南町計画 敷地見学
漱石山房記念館
(仮称)新宿区新宿6丁目計画 敷地見学
トラットリア ダ ルイジ 昼食
(仮称)新宿区北新宿2丁目計画 敷地見学
南長崎プロジェクト
鹿島建設 社員寮
(仮称)練馬区中村北4丁目計画 敷地見学

第52回
11/19 
(仮称)世田谷区松原1丁目計画 敷地見学
(仮称)世田谷区桜丘5丁目計画 敷地見学 
M2ビル
(仮称)世田谷区北沢5丁目計画 敷地見学
マクドナルド 昼食
世田谷美術館

第53回
1/21建築探訪
・下北沢駅周辺観察
・合心酉庵 昼食
・安藤忠雄集合住宅 LEGALAND下北沢
・北沢タウンホール
・安藤忠雄 福原病院

第54回
2/18
・クルックフィールズ見学(木更津)
KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)– 人と農と食とアート –

昨年の8月からの活動です
名建築見学、計画敷地見学、美術館鑑賞、どこにいくにしても、制限がかけられ、思うように行動ができませんでした。
半年前は、まだまだ世の中、コロナ禍の真っただ中、今日のような日がくるとは思いもしませんでしたが、
ようやくコロナも収束してきた気がします。
屋外ではマスクを外して散策している人たちも垣間見れるようになりました。
思えば2020年の4月、第5回目の建築探訪に、ここクルックフィールズに行きましたが、残念なことに、その当日に
緊急事態宣言が発出され、中には入れませんでした。
その時のブログが、
「今回は人が密集する場所を避け、新型コロナウイルスを避け、千葉県木更津市にあるKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)に向かいました。
ここは「農業」「食」「アート」を軸とした複合施設で音楽プロデューサー小林武史氏が代表を務める株式会社KURKKUが手がけています。
約9万坪の広大な農場で、多くの野菜、家畜を飼育。食を通じて、これからの人や社会の豊かさを提案していくというコンセプトです。
フジワラテッペイアーキテクツラボの藤原 徹平(フジワラ テッペイ)氏がマスタープランと主要設備の設計を担当したとの事。
遠い遠い道のり(ナビで60キロ先)に向かい、木更津市矢那に到着しました。
すると、「コロナ対策で休園中」の看板が質素に掛かってました。
そりゃそうだと思いながらも昨日ネットで調べたんですが開業している事を調べてきただけに(急な対策だったのでしょう)残念しかたなく、いくつかの建物を外から眺めて帰る事にしました。
ただの木造では無く、木その物を全面に見せることで自然との共存、調和を伝えている気がしました。中村好文さんの建築らしい出来栄えです。
敷地は高低差が激しく元々の大地の形状をそのまま利用しています。
建物は屋根が波を打った様な形状をしていたり、複雑な形状をしていたりしますが、高低差のある段々の敷地に上手に調和していました。
珪藻土の仕上げも相まって自然の中に建物が溶け込んでいました。 
久住章さんと言って有名な左官職人によるデザインです。
残念ながら休園している為に、あまり建物を見る事は出来ません。
そろそろ移動する事にします。」

あの時は、係員のおじさんに追いかけられ、こりゃダメだとと思い、おじさんに謝って退散した記憶があります。
あれからちょうど丸3年かかって、今日はおいしいソーセージとワイン1本飲み干しました。
最高の日でした。
草間弥生さんの屋外彫刻も堪能できたし、係の人(学芸員らしき人)からの説明を聞きながら、今月号の新建築に掲載された地中図書館も見学できました。

マキコラドムセンター

2023-02-09
マキコラドムセンター


名誉ある旭日双光章を受賞されたイスカンダール万亀子様が、2750㎡の土地(日本語補習校)をインドネシアに寄贈された。
当社も微力ながら補習校にはご寄付をさせて頂き、少しでもお役にたちたいとの思いでした。今回の寄贈を受けて学校の名前がマキコラドムセンターになりました。
私も万亀子様と出会うまで、こういう地道な活動をインドネシアで日本人がしてきていたことを知りませんでした
インドネシアが親日国であることですら、5年前までは知らなかった自分が恥ずかしい。
歴史をもっと勉強しないと、と思う次第です。

20180-05-04 「バリにてインドネシア国交樹立60周年記念パーティー参加」

バリ島戸建てPJ バリ日本国総領事館 完了検査

2022-10-21
成田空港、ジャカルタ空港
サヌール1
サヌール2
サヌール3
日本国総領事館
定礎
ポテトヘッドスタジオホテル1
ポテトヘッドスタジオホテル2
ラッフルズホテル1
ラッフルズホテル2
バリ島戸建てPJ バリ日本国総領事館 完了検査

2020年の2月末を最後に、コロナ禍により、海外に行くことが出来なくなり、建物の完成した姿を見ることが出来ませんでした。
2年10か月ぶりに、やり残した完了検査のために、バリ島へ行ってきました。
町がすっかり変わってしまっており、いいところと悪いところがありました。
行く時の成田空港内のお店は、ほとんど死んでいました。
ほとんどのお店が閉店しており、スタバも含め、ずっと閉店しています。

まず飛行機に乗るときに手違いで、ワクチン接種証明書がないと飛行機に乗れないことが判明し、翌日の出発になりました。
この1日のロスが、数日後、風邪を引いてしまう原因になるのですが。
ワクチン4回接種券は持っていましたが、それは船橋市だけの証明だからダメで、日本国が証明している正式な証明書を保険所からもらってからの出航になるということを知りませんでした。
旅行代理店も、コロコロ変わる制度でなかなか詳細が正確につかめておらず、泣く泣くいったん自宅に帰って、保健所に行き、書類をもってあくる日に空港に行きました。
空港窓口のカウンター席には、昨日も担当された同じ担当者がいて、「すいません」と謝られましたが、仕方ありませんね。

外務省の方にも事前に連絡していたので、時間は変えられません。
ジャカルタ経由で、10時間以上もかかるトランジットで、ようやくバリ島に到着です。
バリに到着したときは、疲労で、ヨレヨレでした。
バリのウングライ空港もジャカルタの空港も成田空港とは全く違って、すべての売店がオープンしていました。活気がありました。

1日半寝ていない状態で、日本国総領事館に向かい検査もどきの立ち合いを行いました。
すでに完成して3年近くもたっているので、だいぶ汚れていて、完了検査とは呼べない状態でした。
しかし、きちんと定礎板が設置されており、当社の社名が載っていて、バリ島に爪痕を残せた喜びはあります。

その夜、バリ島日本人会による、盆踊り大会があり来賓席にて出席し、ビールを飲みました。
そのころ、もう疲れがピークに達していました。にもかかわらず行きつけだった、居酒屋にみんなで行ってしまったのが悪かった。すでに咳が発症していました。
ホテルに帰って、眠薬を飲んですぐに寝ましたがあくる日、高熱で、40度でうなされて、これはコロナかも? しばらく帰れない!
後悔の念が押し寄せてきました。
やはり バリ島にくるのはまだ早すぎたか!
病院に行き、コロナではありませんでしたが、高熱で、ずっとホテルで、寝る毎日でした。
久しぶりのバリでベットの中でただジーとしている苦痛はつらいものです。
ラオタというおかゆの専門店があり、朝昼晩、おかゆを食べる日々でした。

帰りの飛行機をキャンセルしたため、調整がうまくいかず、5日間の予定が10日間に延長してしまいました
バリでは誰もマスクをしていません。
コロナはもう終わっています。
いかに日本が出遅れているかがわかります。

バリ島でこのコロナ禍で完成したホテルが2棟あります。
ポテトヘッドスタジオホテルとラッフルズホテルです。
ポテトヘッドはOMA(レムクールハース設計)、ラッフルズは鹿島建設です。
だるい体を押して、見学に行ってきました。
ラッフルズはブルガリとほぼ同じですが、ポテトヘッドスタジオホテルはさすがデザインが全面に出されていて、日本の建築雑誌で紹介されただけのことはあると思います。
ただし高級感はありません。現代建築の虚しさでしょうか? あまり人気もありそうにありません。
バリ島らしさを現代建築にアレンジするのは至難の業なのでしょうか?

私の戸建て住宅にも同様のことが言えます。
極力、バリのローカルの雰囲気を消して(ホテルのように数日間だけ暮らす空間ではなく)現代風に設計したのですが、さすがこのコロナで島全体がひっそりしてしまい、新築の家に住む環境ではなくなりました。
これからが期待です。
直行便が出来て、もっと観光客が元通りに戻れば、さらに活気がつき、明るい未来が来るはずです。
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