Blog
バリ島A Y O D Y A
2026-08-31
バリ島A Y O D Y A
曽我建築設計事務所
Soga_architect japan
8年前に設計したバリの建物を、やっと視察することができました。
I was finally able to visit the building I designed 8 years ago.
曽我建築設計事務所
Soga_architect japan
8年前に設計したバリの建物を、やっと視察することができました。
I was finally able to visit the building I designed 8 years ago.
T.K.
InstagramとYouTubeにバリ島A Y O D Y A の動画をアップしましたので、是非御覧ください。
どう生きるか
2026-07-30
ブログに書くべきかどうか、しばらく迷いました。
しかし、これほどまでに私の心を揺さぶり、生き方について深く考えさせてくれた一人の女性のことを、このまま胸の中だけにしまっておくことはできませんでした。
今、この思いを書き残しておくことが、自分に与えられた使命のように感じています。
今から約10年前、私が設計を担当した木造3階建ての建物があります。
1階は蕎麦店で、その店を切り盛りしていた女将のお話です。
その女将が、今月12日に50歳という若さで旅立たれました。
昨年の暮れからお店を休まれていたため、私は、昼夜を通して営業を続ける毎日の疲労が積み重なり、更年期による体調不良も重なったのではないかと案じていました。
ところが、その後に耳にしたのは「がん」でした。
昨年12月、医師から告げられた診断は、ステージ4の末期がん。
手術をしても助かる可能性は10~20%という、非常に厳しいものでした。
彼女はその説明を受け、自らの意思で手術を選びませんでした。
自宅で療養しながら薬を飲み、温泉へ通い、断食にも取り組み、一日一日を大切に過ごされたそうです。
「手術をすれば、もう二度と店に立てないかもしれない。」
「店の経理や仕事の引き継ぎ、意識があるうちに伝えておかなければならないことがたくさんある。」
そんな思いがあったのでしょう。
残された時間を、自分らしく生き抜くという強い覚悟があったのだと思います。
そして最後まで、ご自宅で穏やかに過ごされ、きれいなお姿のまま旅立たれました。
ご遺体の隣に置いてあった子供食堂のお子様達からの今までありがとうの色紙が彼女の人柄を表しています。
多くの方は病院で治療を受け、そのまま最期を迎えられます。
しかし彼女は、自らの人生を自らの意思で選び抜きました。その姿勢に、私は深い敬意を抱かずにはいられません。
この建物は、「隠れ家的な蕎麦屋をつくりたい」という夢から始まったプロジェクトでした。
開店当初は決して多くのお客様が訪れる店ではありませんでした。
しかし、ご夫婦の努力と真心が実を結び、今では予約を取ることさえ難しい人気店へと成長していました。
だからこそ、その充実した日々をこれからもっと長く続けていただきたかったという思いが、どうしても消えません。
設計者として、一人の人間として、この建物にはたくさんの思い出があります。
そして、この女将の生き方から、「人生の長さではなく、どう生きるか」という大切なことを改めて教えていただきました。
心から感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
曽我 透
2026 summer 実務研修
2026-06-10
先日、2人の建築学生さんをお迎えして実務研修がおこなわれました。
InstagramとYouTubeに動画をアップしましたので、是非御覧ください。
㊗竣工 押上Ⅳ project
2026-06-10
押上Ⅳ project が先日竣工致しました。
InstagramとYouTubeに動画をアップしましたので、是非御覧ください。
人材紹介・派遣業界の仕組みに対する疑問と提言
2026-07-02
近年の人材紹介会社や人材派遣会社、さらには学校と企業との採用のあり方について、私は大きな疑問を抱いています。
人材紹介会社はテレビCMを積極的に展開していますが、その広告費は莫大な金額であると推測されます。
人材紹介会社はテレビCMを積極的に展開していますが、その広告費は莫大な金額であると推測されます。
その費用は、最終的には採用企業が負担する紹介手数料によって賄われています。
実際、その紹介手数料は、証券会社などの一般的な仲介手数料と比較しても非常に高額です。
また、建設業界では、学校関係者に多額の金銭を支払い、優秀な学生を優先的に紹介してもらうことが慣例となっているという話を耳にしたことがあります。
また、建設業界では、学校関係者に多額の金銭を支払い、優秀な学生を優先的に紹介してもらうことが慣例となっているという話を耳にしたことがあります。
もしそのような行為が事実であるならば、公平な就職活動の理念に反するものであり、実態を知らない学生にとっても決して望ましい環境とは言えません。
私は、このような採用を取り巻く仕組みが、日本企業が長年築いてきた「人を育てる文化」を弱めてしまっているのではないかと危惧しています。
人材を「紹介すること」自体が大きな利益を生むビジネスとなる一方で、働く人が一つの会社で経験を積み、技術や知識を身につける機会が減っているように感じます。
紹介会社や派遣会社は、一定期間が経過すれば手数料を得ることができます。
私は、このような採用を取り巻く仕組みが、日本企業が長年築いてきた「人を育てる文化」を弱めてしまっているのではないかと危惧しています。
人材を「紹介すること」自体が大きな利益を生むビジネスとなる一方で、働く人が一つの会社で経験を積み、技術や知識を身につける機会が減っているように感じます。
紹介会社や派遣会社は、一定期間が経過すれば手数料を得ることができます。
しかし、その後、その人材が長く定着し、成長できるかどうかについては、十分な責任を負う仕組みとは言えません。
私は、このビジネスモデルが、結果として労働者全体の技能向上につながっているとは考えにくいと思っています。
特に技術職は、若いうちに基礎を徹底的に学び、時には厳しい経験を積むことが、将来の大きな財産になります。
私は、このビジネスモデルが、結果として労働者全体の技能向上につながっているとは考えにくいと思っています。
特に技術職は、若いうちに基礎を徹底的に学び、時には厳しい経験を積むことが、将来の大きな財産になります。
これは建築業界に限らず、多くの専門職に共通することではないでしょうか。
楽に成果を得られる仕事はありません。
楽に成果を得られる仕事はありません。
仕事が嫌になればすぐに転職するということを繰り返していると、本来20代・30代で身につけるべき技術や経験を十分に蓄積できないまま年月だけが過ぎてしまう可能性があります。
だからこそ、若いうちに地道に努力を重ね、自らの技術と人間性を磨き、将来に備えることが大切です。
人材の流動性を高めること自体は時代の流れとして理解できます。
だからこそ、若いうちに地道に努力を重ね、自らの技術と人間性を磨き、将来に備えることが大切です。
人材の流動性を高めること自体は時代の流れとして理解できます。
しかし、それと同時に、人を育て、長期的な成長を支える社会の仕組みも大切にしなければ、日本の技術力や企業文化は徐々に失われてしまうのではないかと強い危機感を抱いています
曽我 透
曽我 透



